地球での生活レポートをしたためています。 この星で、ぼくが何を考え、何をしているのかを知る良いツールだと思います。
交響曲第1番は、交響詩として作られた当初は「巨人」という標題がつけられていましたが、後に標題は破棄され交響曲となりました。しかし、番号よりも名前の方が覚えやすいのか、結局のところ標題が破棄された現在でも「巨人」の名前で親しまれています。この楽曲の特徴はやはり、第1楽章冒頭のカッコウの鳴き声に似せた音とラッパでしょう。これらは、自然の音を象徴しているそうです。ラッパについては、マーラーの生まれた家の近くに兵舎があり、日常からラッパの音を自然の音として捉えていたことに由来するという分析があります。そして、第4楽章の重厚な第1楽章の音節のリフレインがあります。これは、ベートーベン交響曲第9番第1楽章の主題のように何度も重ねられ奏でられます。
交響曲第8番は、マーラーが最後に自作自演を行い、大成功を収めた作品です。これには、1000人を越えたオーケストラと合唱団を動員した大作であるため「千人の交響曲」とも呼ばれます。この特徴は、合唱の壮大さと第1部における"Accende"に続く部分での展開でしょう。この第1部は、"Veni Creator Spilitus"「来れ、創造主たる聖霊よ」という聖歌を利用したもので、聖霊の7つの姿と対応した7漣からなっています。しかし、この第1部ではマーラーは1つ多い8漣で第1部を構成しています。単純に考えればマーラーの8番目の交響曲なので8にしたとできるのですが、実際に彼が何を思って1漣追加したのかは定かではありません。しかし、そのように深く考えるのではなく、シンプルな答えもあります。彼は、音楽に合う詩が欲しかったのであって、聖歌を作るつもりは無かったということです。音楽を聴くときに歌詞の意味ではなく語感や音声を重視したのではないかと思うのです。彼は、公演をしやすくするという理由だけで改宗をする程の人間であったとの話もあります。
グスタフ・マーラーという人物については岩波新書の黄版で『グスタフ・マーラー』という本が出版されていますので、参考になると思います。 --------